スピッツベルゲン入門編9日間/白クマ サファリ |
日程表で見るツアーポイント
第1日目:ロングイヤービーン/ノルウェー 集合
スバールバル諸島の中で一番大きな島、スピッツベルゲンにある町ロングイヤービーンに集合。専用バスにて港へ。その後乗船。
第2-8日目:スピッツベルゲン西海岸探訪
7月14日氷河、ニー・オルスン
7月14日氷河ではツンドラ地帯に咲く花々が短い夏を謳歌しています。ニー・オルスンでは、国際北極研究所にも立ち寄ります。この研究所では冬は35名、夏は200名もの科学者達が世界中15か国からやってきます。北極アジサシ、北極トウゾクカモメ、イソシギ、ミツユビカモメ、雪ホオジロ、トナカイなどが生息しています。世界で最も北に位置する郵便局から絵はがきを出してみてはいかがでしょう。
スマーレンバーグ
アムステルダム島にあるスマーレンバーグに上陸します。1619年にドイツ人が捕鯨工場を開設。文字通り、町の名前がブラバータウン「脂肪層の町」。かつての重要な基地であったことを船内のレクチャーでも学びます。スノーシューも楽しみです。白クマ遭遇チャンスがあるでしょう。
ヒンロペン海峡&アルケフェレット
西側からスバールバード群島の東側を分けるヒンロペン海峡は、野生動物の宝庫です。この海峡がもたらす海水が植物性と動物プランクトンで豊富となり、ヒンロペン海峡の西海岸に位置するアルケフェレットではハシブトウミガラスの繁殖地となっています。毎年夏の期間、ここに12万組以上のウミガラスが観察できます。ヒンロペン海峡を通し海水の動きがまた海氷をもたらします。この海域へはこの海氷の状況により決められます。このあたりの氷塊が多いのであれば、絶好の白クマ見学チャンスが訪れることになります。このあたりは、すべて船長の豊富な経験の力を借りて出来る限り白クマの遭遇を期待したいものです。
ホーンサンド
氷河が海面を被っているホーンサンドへと向かいます。船上では、氷河についてのレクチャーが始まります。ガイドや専門講師により、上陸についての情報や歴史、野生動物などについて学びましょう。
アルクフォーネット&プールピンテン
ロングイヤービーンのフィヨルド対岸、北西に位置しているのがアルクフォーネットです。岩山の頂上は、海抜428mほどとなります。岸壁にはオオハシウミガラス(Murres)、ウミガラス(Guillemots)が巣を作っています。この周辺には北極キツネも生息しています。上陸後にツンドラ地帯をハイキングします。湿地帯やでこぼこした場所もあります。プールピンテンは、スピッツベルゲンの西海岸に位置しています。ここにはセイウチが生息しています。牙のある哺乳動物(セイウチ)が1952年以来保護下に置かれ、当初100頭だったのが50年以上経って2000頭にまで増えてきました。このセイウチの保護地区を見学します。スバールバルトナカイや白クマなどに遭遇することでしょう。
第9日目:ロングイヤービーン/ノルウェー
朝食後下船。各自解散して帰国の途へ
注)航路や上陸場所などは、天候や氷の状態などにより変更することがあります。また、遭遇する野生動物も同様です。概略日程としてお読みください。
地図で見る観光ポイント
ロングイヤービーン(Longyearbyen)
観光が主な産業ですが、石炭産出関連の施設が現在でも残ってます。
アイスフィヨルド(Isfjordin)
カルマル戦争中、デンマーク軍によって航路を塞がれた後に、1612年スコットランドの船体は、ここに上陸しました。
アルクフォーネット(Alkhornet)
岩山に棲んでいる海鳥の多さと息をのむほどのスケールの景色。青々とした草木に生息するトナカイの姿が印象的です。
ニー・オルスン(Ny Alesund)
スピッツベルゲン島の4定住地のうちのひとつであり、研究施設となっています。
スマーレンバーグ(Smeerenburg)
スピッツベルゲンの最初の捕鯨場としての作業場となった場所。
モヘン島(Moffen Island)
1655年ヘンドリック・ドンカーによって地図上に初めて載った場所。ここは、重要なセイウチの水揚げ場所です。
アルケフェレット(Alkefjellet)
大きな塔のように柱状になっている玄武岩の断崖に数千羽のウミガラスやウミスズメが生息。
ホーンサンド(Hornsund)
トナカイの枝角の名に由来します。英国人が1650年代後半まで、港の捕鯨独占権を握っていました。
グリーンランド海(Greenland Sea)
大西洋の最北。外洋の食物連鎖帯の場所として生物が極端に密集している海域です。
短いけど、本土にすぐいけて気軽で楽しかった。 南極に足を置いて感動。