第1日目:アバディーン(スコットランド)にて乗船/出港
アバディーン到着後、お客様ご自身でクォーク社指定のホテルに移動をお願いいたします。ホテル到着後、チェックイン&宿泊。かつて世界の花崗岩の首都でもあったイギリスのスコットランドのアバディーンには、博物館ギャラリー、劇場、ショップ、カフェ、レストランなどが建ち並んでいます。
第2日目:アバディーンにて乗船・出港
午前、アバディーンの町の散策などで自由にお過ごしください。午後、宿泊ホテルから港に送迎いたします。港に到着後、乗船手続。
夕刻、北大西洋と北極圏の島々探検クルーズにアバディーンを出港。
この地域の沿岸海域には、バンドウイルカやハナジロカマイルカ、ネズミイルカ、ミンククジラなどが生息していますので、出港の際にはカメラを持ってデッキからご覧ください。
第3日目:フェア島観光
イギリスで最も人里離れたフェア島は、シェトランド諸島を構成する島の一つで、オークニー諸島とシェトランド諸島の間に浮かぶ孤島です。
険しい美しさを誇るフェア島の風景は多様で、海辺の断崖や驚くほどの海食柱、自然のアーチ、洞窟が大部分を占めています。
小さな島にも関わらず、歴史や自然、写真の被写体が豊富です。美術館で地元の芸術品や写真、有名なニットウェア「フェア・アイル」、歴史的な記録などをご覧ください。
郵便局には、1935年頃の古い赤い電話ボックスが残っていますので、写真を撮るのを忘れないでください。
第4-5日:フェロー諸島観光
手付かずの美しい景観と緑豊かな牧草地、険しい断崖で知られるフェロー諸島の初期の歴史は、漠然としています。最初の入植者は、どの大陸からも遠く離れたこれらの島々で孤独を求めていた7世紀のアイルランドの修道士であったかもしれません。彼らの孤独は、北欧の農民がやってきた800年に終わり、ヴァイキング時代を通してノルウェーの植民地化が続きました。
今日、フェロー諸島は、デンマークの自治領ですが、多くの住民はノルウェーのヴァイキングの子孫です。スコットランドとアイスランドのほぼ中間に位置し、18の険しい島々で構成されていて、その殆どは、手付かずのままで訪れる人は、ほとんどいません。
北大西洋は、常にフェロー諸島の生活に影響を及ぼしてきました。歴史を通して今日に至るまで、豊かな漁業、壮大な海の景色、海鳥のコロニーがこの珍しい北欧の宝石を作り上げています。狭い海峡とフィヨルド、シュールな風景、劇的な断崖、ロック・フォーメーション、急峻な山々と緑の渓谷、写真のような美しい芝屋根のカラフルな木造住宅など群島の外側の島々の探険を1日行います。
天候と風と海象状況が私達の活動に影響を及ぼしますが、海洋生物や海鳥、特に象徴的なニシツノメドリ(パフィン)を探索し続けます。
フェロー諸島での2日目は、紀元825年頃にヴァイキングが建設した首都のトースハウンを訪れます。写真のように美しい世界最小の首都の一つのトースハウンは、旧市街の迷路のように蛇行した路地や白い窓と伝統的な芝屋根の木造家屋などリラックスした雰囲気と数多くの歴史的、文化的な見どころがあります。
トースハウンをさらに探索したい場合には、海賊の襲撃から身を守るために1580年に建てられた歴史的な要塞へのハイキングでは眼下の港の眺めをお楽しみいただけます。また、カフェやパブ、古い倉庫が建ち並ぶチャーミングな港でラテを飲みながらのんびりと海を眺めてお過ごしください。
第6-7日:ノルウェー海クルーズ
フェロー諸島に別れを告げて世界最北の火山島、ヤンマイエン島に向けて航海します。航海中、幾つかのアクティビティを予定しています。エクスペディション・チームによるプレゼンテーションを聴講したり、図書室で読書を楽しんだり、デッキで本船の周りを飛び交う海鳥の観察などでお楽しみください。双眼鏡とカメラを用意して、ザトウクジラやシロナガスクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラ、シャチを探索してください。また、運が良ければタテゴトアザラシも見られるかもしれません。
第8-9日:ヤンマイエン島観光
グリーンランドとノルウェーの間に位置し、グリーンランドから東に450㎞、アイスランドから北に550㎞、北極圏に位置し、絶海の孤島の ヤンマイエン島は、神秘に包まれています。しばしば濃い霧に包まれる山岳風景の小さな島は、2010年に自然保護区に指定されましたが、訪れる人は滅多におりません。
島唯一の住民は、ノルウェー空軍とノルウェーの気象観測要員の18名交代要員としているだけです。ここでの上陸は、天候と海象状況によって決まります。条件が許せば、本船が島に近づくにつれ、島の最高峰、標高2.277mのベーレンベルク山が見えてきます。夏の間、黒井溶岩台地は、草やコケ、花々で覆われ島の風景は一変します。
私達が訪れたいと思う一つの場所は、オロンキンビエンとその周辺地域です。ロシア・ノルウェー極地探検家ジエナディ・オロキンに因んで名づけられました。そこには、島唯一の入植所で気象観測所があります。いかにして、北極圏で気候が観測されているのかを見る事によって極地研究について学ぶ機会があります。
もう一つの選択肢は、クヴァルロスブクタ(Kvalrossbukta)の黒砂海岸です。
17世紀、ここには、オランダの捕鯨基地がありましたが、1632年、オランダ北方会社は、デンマーク人たちが雇用していたバスク人たちをスピッツベルゲンから追放。バスク人たちはこれに対する報復としてヤンマイエン島に襲撃し、オランダの入植地や捕鯨基地を焼き討ちました。こうした状況の中、オランダ北会社は、捕鯨基地の防衛のため船長と6人の航海士を派遣し、しかし、彼らは、壊血山病または施毛虫症(ホッキョクグマの生肉を食べたため)によって全滅してしまいました。それから20年後、この地域での捕鯨は終焉を迎えました。
天候が良ければ、島の周囲をゾディアッククルージングする際、火山と壮観な北海岸の断崖を見られるかもしれません。多数の海鳥の繁殖地となっているため、バードライフ・インターナショナルによって重要な鳥類保護区と指定されていて、ヤンマイエン島は、フルカモメやヒメウミスズメ、シロカモメ、ミツユビカモメ、ハジロウミバト、ハシブトウミガラスのスを保護しています。もしかしら、ニシツメドリを観測できるかもしれません。
この地域は、海洋哺乳類にとって豊富な餌場のため、ミンクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラ、ザトウクジラなど見られる可能性があります。
第10日目:グリーランド海クルーズ
スピッツベルゲン島に向けて北に航海します。
ラウンジでのんびり過ごしたり、デッキで海鳥やクジラ、アザラシの探索をお楽しみください。
第11-13日目:スピッツベルゲン島観光
北極圏に位置し、スヴァールバル諸島最大の島でごつごつした野生の手つかず大自然が残るスピッツベルゲン島を探検します。
広大氷河から極砂漠までこの島の風景は、野生生物と同じくらい多様性があります。この不思議な島の南西端のフィヨルドを探索すると、スピッツベルゲン島が「野生生物の王国」である理由を理解する事ができます。私達が訪れたいと考えている場所は、ホルンスンドフィヨルド、ベルスンド・フィヨルド、リリック氷河です。
可能性のある上陸地点は、最も南にある島のフィヨルドで、豊かな歴史があるホルンスンドです。南端の湾でイスビヨルンハムナには、かつての科学基地があり古いクジラの骨などが散乱しています。スヴァールバルトナカイと賑やかなヒメウミスズメの繁殖地をご覧に頂けます。長さ約20㎞のベルスンド・フィヨルドは、一世紀前にに炭鉱労働者をその天然資源に誘われました。今日、観光客は歴史的な鉱山や猟師の遺跡、壮大な眺望を楽しみにバーバンハムナやカリブソビーエンにやってきます。
第12日目:ロングイヤー・ビーエン入港/下船
朝、スピッツベルゲン島のロングイヤーに入港します。
午前、朝食後、エクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。
港には、ゾディアックボートを利用して上陸を予定しています。
上陸後、町中心部或いは、空港へ無料送迎いたします。
(注1)入港は、07:00~08:00を予定しています。港にはゾディアックボートを利用して上陸を予定しています。
(注2)クルーズ終了後、ロングイヤー・ビーエン空港出発の飛行機は、午後便のご予約をお勧めいたします。
(注3)天候により、ロングイヤー・ビーエン入港が遅れる場合もありますので、帰路、ロングイヤー・ビーエン空港出発の飛行機は、午後便のご予約をお勧めいたします。