大阪 フェリー

更新日: 2024-04-15

大小約 700の島々が浮かぶ瀬戸内海。古代から日本の重要な海上交通路として利用されてきました。 遣隋使、遣唐使の時代には都を出発した使節は瀬戸内海を通って大陸へ向かいました。 正倉院にあるシルクロードを通じて西域からもたらされて海を渡ってきた収蔵品は瀬戸内海を通って都に持ち込まれました。 大阪からは瀬戸内海を通って九州と四国を結ぶフェリーが運航されています。船は「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」「来島海峡大橋」の3つの橋のきらびやかな夜景など瀬戸内海の情景を楽しみながら移動することができます。 近年は設備の充実も進み、快適に旅を楽しめる船も登場しています。

大阪南港を発着するフェリー会社

フェリーさんふらわあ

「フェリーさんふらわあ」の「大阪~別府」間、「大阪~志布志」間の2本の航路を運航しています。「さんふらわあ」には展望大浴場があり、夕方と朝に入浴することができます。 もちろん、無料で使うことができます。船の窓から瀬戸内海の景色も楽しむことができます。また航行中に明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島大橋の三大架橋の下を通過します。 それぞれの橋でライトアップが行われる日もあり、船上から美しく照らされた橋を眺めながら航行することもできます。また「ハローキティ」をテーマにしたハローキティールーム、 「くまもん」をテーマにしたくまモンと夢見る船旅ルームは小さな子供のいる家族旅行にはおススメです。それぞれの航路の概要を見てみましょう。

大阪~別府 航路

大阪~別府間の時刻表は次の通りです。

大阪~別府間 時刻表
大阪発 別府行き(下り) 別府発 大阪行き(上り)
日曜日~木曜日 19:05 発 翌朝 06:55 着 18:45 発 翌朝 06:35 着
日曜日~木曜日 19:05 発 翌朝 06:55 着 18:45 発 翌朝 06:35 着

使用している船は「さんふらわあ あいぼり」「さんふらわあ こばると」の2隻。充実した割引運賃も魅力。客室はデラックスが8室、デラックスシングルが6室、ファーストが19室、スタンダードが2名用10室、1名用8室、ツーリストベッドは個室・4名定員タイプが8室、8名定員タイプが7室、12名定員タイプが9室、大部屋のツーリストと用意があります。

大阪~志布志 航路

大阪~志布志航路の運航スケジュールは下記の通りです。

大阪~志布志間 時刻表
大阪発 志布志(鹿児島)行き(下り) 志布志(鹿児島)発 大阪行き(上り)
月曜日~木曜日 17:55 発 翌朝 08:55 着 17:55 発 翌朝 07:40 着
金曜日 17:55 発 翌朝 08:55 着 17:55 発 翌朝 07:50 着
土曜日 17:55 発 翌朝 09:40 着 18:30 発 翌朝 08:50 着
日曜日 17:00 発 翌朝 08:55 着 17:00 発 翌朝 07:40 着

使用している船は「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」の2隻。客室はスイート3室、デラックスが洋室38室、和室2室、スーペリアが32室、プライベートシングル2室、プライベートベッドが11室、大部屋のツーリストが14名×1室、18名×1室、14名×1室、15名×1室です。ペット同伴可能なウィズペットルームがデラックスで10室、高齢者や身体の不自由な人でも安心のバリアフリー対応の部屋がスイート2室、大部屋のツーリストが14名×2室用意があります。

充実した割引運賃

「フェリーさんふらわあ」は通常運賃に加えて、割引運賃が充実しています。片道だけの利用や、同一航路の往復で利用できる基本割引プラン、往復で往復で、瀬戸内海航路(大阪⇔別府航路または神戸⇔大分航路)と、太平洋航路(大阪⇔志布志航路)を利用する九州を縦断する旅行におすすめの舟遊プラン、現地0泊、船中2泊。とんぼがえりの往復プランで相部屋利用の弾丸フェリー、個室利用の弾丸クルーズといった運賃が用意されていて、それぞれの割引運賃にマイカープラン、バイクプラン、徒歩プランが用意されています。

フェリーさんふらわあについて

名門大洋フェリー

名門大洋フェリーは大阪~新門司間を1日2往復運航していて、「シティライン」の愛称で親しまれています。 運航スケジュールは次の通り。「フェリーふくおかⅡ」をはじめ、「フェリーきょうとⅡ」「フェリーおおさかⅡ」「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」の4隻の船を保有しています。

新門司港発(上り便) 1便 17:00 ⇒ 翌日05:30/ 2便 19:50 ⇒ 翌日08:30
大阪南港発(下り便) 1便 17:00 ⇒ 翌日05:30/2便 19:50 ⇒ 翌日08:30

客室を見てみると、スイートとデラックスはバス、トイレに加えて冷蔵庫、洗面台も完備した客室。ファーストは洋室と和室があり、洋室は1,2,4名部屋、和室は2,3名部屋が用意されていて、一人旅からカップル、家族旅行まで旅行人数に応じて、部屋を選ぶことができます。またベッドタイプの相部屋ツーリスト、大部屋タイプの相部屋エコノミーとあります。レディースルームも設けられていて、女子旅でも安心して宿泊することができます。

名門大洋フェリーの新造船

名門大洋フェリーでは2021年度の就航を目指して新造船の建造が進められています。新造船が就航すると、「フェリーふくおかⅡ」は「フェリーきょうとⅡ」とともに新造船に道を譲ることになります。 新造船は「きょうと」「ふくおか」の都市名を継承することから、居住空間のデザインは歴史的建築物の凛とした佇まいや四季折々の風情が息づく京都の街並みをモチーフとした「古都のたたずまい」と、 近代的なウォーターフロント開発が進む博多湾の臨海エリアと、海の中道や能古島の自然が共存する福岡の活力をモチーフとした「ベイサイドシティのきらめき」を基本コンセプトにするとのこと。プライバシーを重視して、多様化する旅のスタイルに対応して洋室(2~3 名部屋)にはトイレ・シャワー設置、1名部屋を数多く設置するとのことです。 女性客や小さな子供様連れの家族に優しいフェリーを目指してパウダールーム、授乳室、キッズルームを設置するとのこと。さらに地球環境にやさしい運航を目指してハイブリッド型アジマス推進加勢方式、空気潤滑システムを採用して、ハイブリッド型スクラバーを設置するとのことです

名門大洋フェリーについて

四国オレンジフェリー

四国オレンジフェリーは大阪と愛媛県の東予港を結ぶフェリーを運航しています。運航スケジュールは次の通り。
東予港発→大阪南港 22:00発→6:00着/ 大阪南港発→東予港 22:00発→6:00着

客室は完全個室

「おれんじ おおさか」「おれんじ えひめ」の2隻が就航しています。四国オレンジフェリーの最大の魅力は「完全個室」
スイートが洋室、和洋室、和室、ロイヤルがツイン、ダブル、デラックスシングル、シングルとバラエティに富んだタイプの客室が用意されています。 シングルには2名利用が可能なシングル+という部屋が用意されています。デラックスシングルとスイートの客室にはペット同伴可能なウィズペットルームが用意されています。 バリアフリー設備も充実していて、船内エレベーターにて身体の不自由な方でも自由に移動可能、客室もバリアフリー/コネクティングルームが用意されています。

大阪南港へのアクセス 異なる発着場所

「フェリーさんふらわあ」はさんふらわあフェリーターミナルを発着します。 アクセスは地下鉄中央線終点コスモスクエア駅、地下鉄四つ橋線終点住之江公園駅でニュートラム南港ポートタウン線に乗り継いで、トレードセンター前駅下車、徒歩5分です。 名門大洋フェリー、四国オレンジフェリーは大阪南港フェリーターミナルを発着します。 地下鉄中央線終点コスモスクエア駅、地下鉄四つ橋線終点住之江公園駅でニュートラム南港ポートタウン線に乗り継いで、フェリーターミナル駅下車、徒歩5分です。 フェリー会社によってターミナルが異なるので行き間違いのないよう要注意です。

泉大津を発着するフェリー会社

泉大津からは「阪九フェリー」の船が航路を運航しています。

阪九フェリー

泉大津~新門司間の航路を毎日運航しています。運航スケジュールは次の通りです。

新門司発 → 泉大津着 17:30 → 翌日6:00 / 泉大津発 → 新門司着 17:30 → 翌日6:00

阪九フェリーは「せっつ」「やまと」という2隻の船で運航しています。客室はロイヤル、スイート、デラックス洋室、デラックス和洋室、デラックス和室、デラックスシングル、 2段ベッドの階段方式になっているスタンダード洋室、スタンダード和室の各タイプが用意されています。デラックス洋室ではバリアフリーの部屋も用意。 スタンダード和室でもバリアフリーの用意があります。デラックス洋室の中に「ウィズペットルーム」という部屋が2部屋用意、船室には専用ペットサークルとドッグランが併設されていて、 ワンちゃんも大喜び間違いなしです。

阪九フェリーについて

泉大津港へのアクセス

岸和田観光バスが運航するフェリーターミナルまでの連絡バスが運航されています。「JR和泉府中駅 → 南海泉大津駅 → 泉大津フェリーのりば」 「なんばOCAT → 泉大津フェリーのりば」の2つの経路でフェリーの出発時刻にあわせて運航されています。運賃はJR和泉府中駅発が大人270円 小人140円(南海泉大津駅からは無料)、 なんばOCAT発は大人410円、小人210円、こちらは要予約です。
フェリーを使うメリットはやはりマイカーと一緒に旅ができること。公共交通機関では必ずしもアクセスがよいとはいえないスポットも車なら容易に移動することができます。 レンタカーもありますが、やはり日頃から乗り慣れている車での移動は安心感も大きいです。「ドア・ツー・ドア」で自分たちのペースで、自由度の高い旅を楽しむことができます。 もちろん、家族旅行にもおススメです。また内海を航行する瀬戸内海は波が少なく、船の揺れも少ないので船酔いの心配も少ないです。

著者紹介

ぶちさん|ベストワンフェリーライター

ぶちさん|ベストワンフェリーライター
(東京都生まれ、武蔵野市育ち)

総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。

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